ベセスダ・ソフトワークスは間もなく大規模リマスター版『The Elder Scrolls IV: Oblivion(オブリビオン)』を発表する模様で、近いリリースが囁かれている。
かつてNintendo Switch 2の発表時期を的中させたリーク情報源NatetheHate氏は、オブリビオンリマスターの発表が今月か来月に行われる可能性があるとツイート。この情報は後にVGCによって裏付けられた。
具体的なリリース時期は不明瞭だ。NatetheHate氏は6月以前のローンチを予想している一方、VGCは4月発売の可能性を示唆している。
今年初め、Mp1stはVirtuos社の元従業員が誤って公開したとみられるオブリビオンリマスターの詳細情報を発見。IGNの取材に対し、マイクロソフトはコメントを拒否した。
Mp1stの報告によると、Virtuos社はUnreal Engine 5を使用してベセスダの名作RPGを再構築。単なるリマスターを超えた大幅な改良が施されており、スタミナシステム、スニークメカニクス、ブロッキング、アーチャリー、被ダメージ反応、HUDリデザインなどにゲームプレイ改善が見られるという。
報告書では、ブロッキングは現代のアクションゲームやソウルライクゲームを参考に再設計され、オリジナルシステムへの不満が解消されたとされる。スニークメカニクスには視覚的指標とダメージ調整が加えられ、スタミナ消費閾値も調整。HUDは明快さを追求して簡素化され、被ダメージフィードバックの強化や視点を問わない現代的なアーチャリー操作が実装された模様だ。
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オブリビオン刷新の噂は、2023年のFTC対マイクロソフト訴訟中に初めて表面化した。流出文書にはマイクロソフトによるZeniMax買収前のベセスダリリースロードマップが記載されており、以下の通り:
2022年度:
オブリビオンリマスター
インディ・ジョーンズプロジェクト
2023年度:
DOOM Year Zero + DLC
Project Kestrel
Project Platinum
2024年度:
The Elder Scrolls VI
Project Kestrel拡張コンテンツ
ライセンスIPタイトル
フォールアウト3リマスター
ゴーストワイヤー:東京続編
Dishonored 3
DOOM Year Zero DLC
多くの計画タイトルは遅延または中止に追い込まれた。当初「オブリビオンリマスター」と記載されていたプロジェクトは、現在噂されるフルリメイクへと進化した可能性が高く、これが業界で公然の秘密となっている本作についてベセスダが長期間沈黙を守ってきた理由と言えそうだ。
リメイク版のプラットフォーム展開は未確定。マイクロソフトのマルチプラットフォーム戦略の拡大とNintendo Switch 2の間近なローンチが相まって、従来のPC/コンソールに留まらず次世代ニンテンドー機と同時期に広範なプレイヤーへクリオディルの危機が訪れる可能性もある。